本校では、教員でチームを作り、チーム内で授業を公開し合って子どもの学びの姿を研究しています。今年は特に「主体的に学び、豊かに表現する工夫」というテーマを共通意識しながら、授業を実践しています。6、7月に実施した公開授業の一部をご紹介します。
〈体育 学習課題「いかに自コートにボールを落とさず、相手コートに落とす(攻撃する)ことができるか」〉
〈理科 学習課題「身のまわりの気体にはどのような性質があるだろうか」〉
〈国語 学習課題「翻訳作品を表現に着目して読み比べ、これからの自分の読書について考えよう」〉
参観者の教員たちは「児童生徒が何をどのように学んだか」という学びの様子を見取りながら、児童生徒が主体的に取り組む姿を日々研究しています。
7月8日(火)、ろう学校中学部の生徒と本校の中1生が交流学習を行いました。
今回の交流の事前学習として、中1生たちはろう学校やろう者について調べたり、交流企画等を準備したりし、この日に臨みました。
最初にろう学校の案内をしていただき、耳の検査を実際に体験させてもらいました。次に、お互いの自己紹介をし、その後、クイズ大会、新聞じゃんけんゲーム、みんなでポーズ間違い探しなど、お互いが準備してきた様々な活動を共にしながら、交流を深めていきました。
交流後の生徒たちのコメントの一部です。
「交流当日のゲームの時、ゲームで勝ったら向こうからハイタッチをして、盛り上げてくれました。最後の言葉でろう学校の○○さんが、『最初は仲良くできないと思っていたけど、今日の交流で障害は関係ないと分かった』と言ってくれて、仲良くなるためには障害は関係なく声をかける勇気が必要だと思いました」
「ろう学校の企画ゲームでは、皆と話し合いをしてより交流を深めることができました。最後の終わりの言葉で、○○さんが『耳が聞こえない人でも皆と関わることができるということが分かりました』と言っていたのが心に残りました。これから勝手に見た目で判断せず、いろいろな人と関わりたいと思いました」